じぶんでは気がつきにくい、すそわきが体質。
こちらのページでは、すそわきについてお伝えしていきます。女性の方にとってすそわきがってとても気になるものです。どれほど陰部を衛生的にしても、しばらく経過するとまた臭ってきますからね。 しかし、たとえデリケートゾーンの臭いに自覚があったとしても、「すそわきが」かどうかは別問題です。
何故なら、デリケートゾーンの臭いには、色々な要因があるからです。 そこで、自分で出来るセルフチェック法を知っていれば、対処の仕方も変わってきます。是非お役に立てて頂きたいと思います。
◆すそわきがをセルフチェックする6つのポイント
あなたが「すそわきが」かどうかを確認するポイントは、6つあります。具体的に言うと以下の6つのポイントです。
上記6つのポイントの中で一つでも当てはまるものがあれば、残念ながらすそわきがの可能性があります。一つ一つ詳しく見ていきましょう!
◆つけていた下着が黄ばむ
ショーツに、黄色い汗じみが発生する場合は、すそわきが体質の可能性が高くなります。すそわきがの原因は、アポクリン汗腺から分泌される汗です。 アポクリン腺の汗は、「リポフスチン」と呼ばれる色素成分が含まれているので、身に付けていたショーツが黄ばむと考えられます。
黄ばみ方は、人によって個人差が見られます。何色かといえば、薄い黄色から褐色まであります。色調が濃いほど、アポクリン汗腺が活動的であると考えられるため、過度なすそわきがであると判断出来ます。 ただし、女性の場合は、おりものや、尿がつくことで黄ばんでいるの可能性もあります。
また、デリケートゾーンにデオドラント用品などを塗布している場合は、それが原因で黄ばんでいる事もあります。 そのため、下着類の黄色いしみが、アポクリン腺の汗によるものかどうかをチェックする必要があります。 女性の場合は、Iラインの陰毛部分に、細くカッティングしたコットンやガーゼをテーピングして、日中の間過ごしてみてください。
尿道部分や膣周辺を避けているにもかかわらず、テーピングしていたコットンやガーゼに黄色いシミがついた場合は、アポクリン腺の汗です。また、女性は、白いブラジャーをつけて、乳輪まわりの汗じみを調べる方法があります。
◆陰部の臭いをひとに指摘される
家族や配偶者など、生活を共にしている近しい人間から臭いを指摘された場合は、臭いの原因がすそわきがである可能性が高くなります。 また、振りかけていた下着や、陰部を覆った手を嗅いだときに、自分でも臭いと感じるなら、すそわきがかもしれません。
◆耳垢が湿っている
耳垢が常に湿っている場合は、すそわきがの可能性が高いです。専門用語で「軟耳垢(なんじこう)」と言いますが、耳の中が湿っている状況は、アポクリン汗腺の異常分泌が原因と考えられています。 最近の研究によると、実にわきが体質の98%が軟耳垢であると考えられており、耳垢が湿っている場合は、およそ80%割合でわきが体質です。 また、耳垢の湿り具合と、わきが臭は比例し、耳のなかが湿り気のある人ほど、すそわきがの場合は臭いが強くなる傾向があります。
◆両親がわきが体質である
わきが体質は、両親から遺伝で引き継がれているケースがあります。「優性遺伝」と呼ばれており、アポクリン汗腺の数量は両親から引き継がれやすい性質があります。 そのため、両親がわきがの場合は、およそ80%の確率で、子供世代に引き継がれます。一方の親がワキガの場合は、50%の確率になります。
◆乳首からわきが臭がする
乳輪周辺は、アポクリン汗腺がたくさんあるため、わきが臭を感じやすい部分です。「チチガ(乳輪ワキガ)」といって、乳首に臭いを感じる場合は、脇や陰部など、他の部位でも臭いが発生している可能性が高くなります。
◆陰毛が太く濃い
陰毛が濃い場合は、すそわきがのケースが高くなります。1つの毛穴から2本生えていたり、毛が太くしっかりとしている方は、アポクリン汗腺が多いと考えられます。そのため、剛毛のひとはすそわきが傾向が強いといってよいでしょう。
◆すそわきがのセルフチェックで気をつけたいこと
すそわきがをセルフチェックするうえで、頭に置いておいてほしい注意ポイントがあります。
・あくまで自己判断である
セルフチェックは、あくまで目安であり、完璧な診断ではありません。 ひとつでも当てはまれば、すそわきがの可能性があるいっぽう、すべてのチェックリストに当てはまったとしても、すそわきがではないケースがあります。 はっきりと調べたい場合は、専門医に診断してもらう事をおすすめします。